勇気が欲しい
結婚して、すぐに子供を妊娠して、出産・育児・専業主婦を経験して、あっという間に数年が経ちました。
昨年4月にようやく娘が幼稚園に入り、やっと自分が一人で出歩ける時間が持てるようになりました。スポーツクラブに入会したり、友人と出かけたり、家でのんびりとしたり、ひとりきりの時間をそれなりに楽しんでいる状況です。
ただ時々ふと自問自答します。このままでいいのだろうか。
ある意味ぬくぬくとした、強いストレスも苦しみもない、甘えきったこの状況で....。
もちろん人間関係や子供のことなど、悩みが全くないわけではありません。
けれども独身時代に、必死で働いて自分で自分の生活を支えていた頃に比べて今の自分はなんて弱くなってしまったのだろうと思います。
妻として母親としてそれなりに家庭を切り盛りしているという自負はあります。けれども、たとえば家事であれば、体調が悪いときなどにはごはんの出前を取ってもらったり、多少部屋が散らかったり洗濯物がたまっても先延ばしするのが許されています。
子供もだいぶ大きくなってきているので、私が横になっていてもきょうだいで遊んでいてくれたりします。
人間関係でも、地域の役員の仕事やご近所付き合い、ママ友達との関係で多少疲れたり悩んだりすることもありますが、会社勤めをしていた頃に比べればはるかにストレスが少ないです。
私が勤めていた会社は比較的ハードなところで、残業は当たり前だし、身につけなければいけない知識は膨大だったし、猛烈嫌な上司もいたし、客先にいくのが辛かったり、心身ともにきつい面がありました。けれども自活していた私はとにかく頑張ってやってきて、自分はひとりの社会人であるという自信にもつながっていました。
結婚して、夫の収入で暮らす自分が歯がゆくて、でも母親になった以上、まずはその役割を必死にこなすことしかできなくて、いつしか私は「自立する」ということに対して鈍感になってしまったかもしれません。
二人の子供を産んだことにより(やっぱり命がけのことですから)、私の身体は独身時代に比べてはるかに衰えて、歯が弱くなったり、抵抗力がなくなったり、ちょっとしたことですぐ疲れて臥せってしまったり、体力的な不安がつきまとうようになりました。
そういう事情もありますし、また子供が小さいうちはできるだけ一緒に過ごしたいし、夫もそれを望んでいたということもあり、どこかにおつとめするという選択肢はありませんでした。
けれどもそれがだんだんと当たり前になり、「自立」していた自分が見つけられなくなってしまいました。もうあの頃の自分がいなくて、ただ安穏と日々を過ごす者に成り果ててしまったのです。
決して「専業主婦」を否定しているのではありません。
お子さんが小さかったり、家族の介護があったり、家庭内のプロでありたいという思いがあったり、一言で「主婦」と言っても、人によって状況が違いますから、ただ「楽をしている人」と決めつける気などありません。
結局問題は自分自身のことなのです。
娘が幼稚園に入って、少しだけ「休みたい」と思いました。
始終子供と行動を共にし、面倒を見て、一人になれるのはトイレの中や子供が寝ている間という生活が数年間続いていたのが、やっと自由になれるのです。
そのささやかな自由を謳歌してもよいのではないかと思いました。ちょっとくらい解放されてもバチは当たらないんじゃないか、などと思いました。
それで冒頭にも書いたように、私なりにその時間を楽しみました。時々は夜も出かけて、新しく出会った方々と充実した時間を過ごせるようにもなりました。
(一応)夫の収入だけで暮らしていけて、子供も手がかからなくなって、それなりに好き勝手にやれて、ぜいたくじゃないかと言われるかもしれません。
でも最近思うのです。これからどうしたらいいだろうか。こんな気楽な生活ばかりしていていいのだろうか。自分は何者になりたいのだろうか....。
何というか....私はある意味貧乏性なのかもしれませんね(苦笑)
単なる収入コンプレックスとも言えるかな....(自虐的(^^;))
夫は普通の会社員ですし、もちろん有り余るような財力があるわけでもないし、こんなご時世ですからいつ生活が一変するかわからないと思います。
そんな時のために、いつでも私がさっと立ち上がって経済力の一端を担えるくらいの実力をつけたいと切に思うのですが、今の私は体力の不安、数年のブランク、社会へ出ることへの不安が大きくて、なかなか一歩が踏み出せません。
せめて家で勉強を始める事くらいしか思いつかない状態です。
家庭に何かが起きたとき、自分は何ができるだろうか。ちゃんと動き出せるだろうか。そんなことを考えると、挫けそうになってしまいます。
だから、もっと勇気が欲しいです。
不安を打ち消すためには、体力づくりと勉強を続ける、という基本的なことが大事なんだと自分に言い聞かせて、前に進まなくてはと思っている今日この頃です。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。

コメント
ふらっと飛んできて、この日記を読みました^^;
「家庭を持つ」
・・・というのは、男にとっても女にとっても「一人ではなくなる」という意味で、別な人生を歩みだすことになるんでしょうねぇ。
まあ、僕は「誰かと生活する」「自分に子供が出来る」というのを考えることができない人種ですね。恋愛ゲームにお金や時間をかけるのすら“面倒”だと感じてしまってるので、自分でもダメなんだろうな、とは思ってますがw
自力で生活している現時点で、それを削ってまで“新しい生活をしている自分”を想像できない、孤独な三十路♂です(’’
投稿: 会長さん | 2006年7月 1日 (土) 20時04分
会長さん、コメントありがとうございます。
こちらは割と自分の内面的なことを綴っています。
愚痴や内省的なことも多いのですが....(^^ゞ
私も結婚前は正直言って「子供をもつ」「家庭をもつ」ということが想像できませんでした。
一人暮らしの自由さも不自由さも受け入れて、かつ自活している自負もあって、快適でした。
ただ、結婚して子供が産まれてみたら、意外と順応してしまったんですよねー。もちろん必死で、葛藤も多いですが、今では子供たちのいない生活は考えられません。不思議なものですね。
自分の知らない自分がいたというか、新たに別の自分が生まれたのかもしれませんね(^^)
投稿: tantan | 2006年7月 2日 (日) 13時32分